作家と鑑賞者をつなぐアート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker」が、昨年に引き続き「アーティスト・イン・レジデンス プログラム」を開催。今後活躍が期待されるアーティストの制作サポートを目的に、アーティストに自然豊かな環境を提供し、新たな創作の視点を促すプログラムです。その第三弾に、アーティストの友沢こたお氏が参加。彼女の生み出す独創的な作品から目が離せません!(記者:エシカちゃん)
「アーティスト・イン・レジデンス プログラム」第三弾
作品を購入したり、作家を直接支援することで、アートに出会い、アーティストやユーザーとの対話を楽しむことができる、アート・プラットフォーム「ArtSticker」。2022年からは、これからの活躍が期待される若手作家を支援するプログラム「アーティスト・イン・レジデンス・プログラム」をスタートさせ、国内の芸術文化のさらなる振興を目指しています。
このプログラムは、参加アーティストに普段とは違う環境を提供し、新たな視点からクリエーションを行ってもらうもの。自然豊かな環境で静寂のなかに身を置くことで制作に没頭し、今までにないインスピレーションを見出す機会を提供しています。
第三弾となった今回は、昨年に引き続き、アーティストの友沢こたお氏が参加。現在、東京藝術大学大学院美術研究科に在学する彼女は、スライム状の物質と有機的なモチーフが絡み合う独特な人物画を作風としています。異なる物質が重なり、からみ合う描写が見るものの心に強いインパクトを残す彼女の作品は、物の重さ、透度、質感を自在に操る高い技術に裏付けられています。
友沢 こたお/KOTAO TOMOZAWA
1999年、フランス·ボルドー生まれ。東京藝術大学美術学部絵画学科油画専攻で学び、2019年度久米賞、2021年度上野芸友賞を受賞。現在、東京藝術大学大学院美術研究科在学中。
新人ながら、数多くの賞を既に受賞している彼女。大学院修了を控える今、アーティストとしての新しい可能性や表現を模索する時間は、作品にどのような影響を与えるのか。
ArtSticker限定で販売
友沢こたお氏は、レジデンス期間中にキャンバス作品とドローイング作品を制作。展示の予定はないものの、作品は、2023年10月3日(火)13:00~10月24日(火)23:00まで、ArtSticker限定で販売されるそう。
作品名:slime CLXXVII
価格:¥715,000(税込)
制作年:2023年
サイズ:H 60.6cm × W 50cm ×D 2.5cm(F12)
技法:oil on canvas
エディション:1点もの
サイン:あり(裏側)
作品証明書:あり
Startrail Registry Record(SRR):シールタイプを貼らずに付与
作品名:Drawings
価格:¥250,000(税込)
制作年:2023年
サイズ:H59.5cm × W84.2cm × D2.0cm(額装はA1サイズ)
額装仕様:アルミ、2mmUVカット強化アクリル、マット無し
重量:3.4kg
エディション:1点もの
サイン:各ドローイングの右下にあり(表面)
作品証明書:あり
Startrail Registry Record(SRR):シールタイプを貼らずに付与
※バラ売り不可
レジデンス会場となった「篠原一男建築:Tanikawa House」
レジデンスの会場となったのは、建築家篠原一男氏がデザインした「篠原一男建築:Tanikawa House」。詩人の谷川俊太郎の別荘として設計されたこの建物は、長らく個人の所有物でしたが、竣工から45年が経ち、Artstickerを運営する「The Chain Museum」に運営権が移りました。
戦後日本のモダニズム建築の代表作とも名高い名建築として、日本やスイスの建築業界で高い評価を得る邸宅。その最大の特徴が、南北に9mの幅、1.2mの落差を持つ傾斜した土間の空間。穏やかに起伏した敷地の斜面をそのまま利用し、自然のあるがままの姿が住宅に入り込むその佇まいは、訪れる人に不思議な緊張感を与えます。
Artstickerでは、この建物の保全を目的にした支援も可能とのこと。少額から支援ができるので、アート作品の購入は難しいという人にもおすすめです。
レジデンス中の制作風景や制作された作品の情報は、ArtStickerのアプリ、または公式インスタグラムにて随時更新予定だそう。
Artstickerアプリ
App Store:https://apps.apple.com/jp/app/id1446438049
Google Play:https://play.google.com/store/apps/details?id=art.tcm.artsticker&pli=1
Artsticker公式Instagram:https://www.instagram.com/tkotao/
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp