トヨタが提供するスタイルドカーブランド「CORDE by(コーデバイ)」が、アウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」と、素材開発を行うバイオベンチャー「Spiber(スパイバー)」とコラボし、次世代繊維を採用したランドクルーザーを発表。JAPAN MOBILITY SHOW 2023にて、コンセプトモデルの展示を行いました。(記者:エシカちゃん)
一台のクルマをもっと長く愛せるように
“一台のクルマをもっと長く愛せるように”というコンセプトで、サステナブルなクルマ社会の実現の目指す、トヨタのスタイルカーブランド「CORDE by(コーデバイ)」。そのコンセプトに共感した、アメリカのアウトドアブランド「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」と、ノースフェイスが共同で素材開発を進める山形県鶴岡市のバイオベンチャー企業「Spiber(スパイバー)」が三者共同で開発したのが、新モデル「LAND CRUISER PRADO “NEWSCAPE”(ランドクルーザープラド ニュースケープ)」。
ベースモデルには、世界中のアウトドアシーンで活躍する、トヨタのランドクルーザープラド (2018年式)を採用。内装には、環境負荷が少ないといわれるスパイバー社の次世代繊維「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン™)」を使用し、ノースフェイスがデザインをプロデュースしました。
世界初!モビリティのインテリア素材に採用された次世代素材
「Brewed Protein™(ブリュード・プロテイン™)」最大の特徴は、石油などの化石資源や動物資源を一切使用していないこと。植物由来の糖を使用した構造たんぱく質素材は、繊維にも樹脂にも加工できる優れもので、耐久力もあります。既にファッション業界では「Brewed Protein™」の利用が進んでおり、ニットやデニム、フリース、さらにはファーやレザーのように加工することも可能。まさに、「次世代の基幹素材」なんです。
“NEWSCAPE”の内装には、独自開発したシートカバーの一部に、このBrewed Protein™繊維を使用。モビリティのインテリア素材に採用されるのは、世界で初めてなんだとか。
サステナブルなクルマ社会に向けた「新たな景色」
デザインは、THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)が担当。同ブランドのドーム型テント「Geodome 4」の意匠をインスピレーションに、モダンで洗練されたデザインに仕上がっています。
もちろんアウトドアシーンでの使用を想定して、フラットタイプのルーフキャリアとハーフラダーも装着。機能性とデザイン性を備えた、特別な一台です。
モデル名の「LAND CRUISER PRADO“NEWSCAPE”(ランドクルーザープラド ニュースケープ)」には、『カーライフに“新しい景色”を』という想いが込められているそう。サステナブルなクルマ社会に向けた「新たな景色」が、この一台から始まります。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp