毎年年末のシーズンになると様々なテーマや彩りで、街行く人を楽しませてくれるのがクリスマスイルミネーション。今年の表参道ヒルズでのクリスマスイルミネーションは、「RE-CRYSTALLIZED~再結晶~」をテーマに高さ10メートルからなる世界最大級の“3Dプリンター製のクリスマスツリー”が登場!さらにはクリスマス期間限定で、ジョー マローン ロンドンのポップアップイベントも開催されるとのこと。詳しくご紹介していきます!(記者:エシカちゃん)
世界最大級の“3Dプリンター製のクリスマスツリー”
表参道ヒルズでは、11月9日(木)~12月25日(月)の期間に、本館 吹抜け大階段にて「RE-CRYSTALLIZED~再結晶~」をテーマに、高さ10メートルからなる世界最大級の“3Dプリンター製のクリスマスツリー”が登場。
約500個の雪の結晶から作られたツリーは、その殆どがPET素材(※注1)を原料に3Dプリンターで作られており、100%リサイクル可能な環境負荷の少ないサステナブルなクリスマスツリーとなっています。
(※注1)ポリエステルの1種。ペットボトルやフリースの原料としても用いられている。
矢島沙夜子によるイルミネーション演出
まるで氷のジュエリーの様に透明な輝きを放つクリスマスイルミネーションを手掛けたのは、クリエイティブスタジオ「KLOKA(クローカ)」のアートディレクター矢島沙夜子氏。コロナ禍によって突然に失われてしまった人と人との繋がりや、人々がその儚さと尊さに気づき改めて手と手を結び合う様を、結晶構造の「結びつき」になぞらえてデザインしているそう。
吹抜け大階段の上部にはツリー同様に3Dプリンターで作られた鳥や蝶などをモチーフとしたクリーチャー(空想上の生き物)や、ツリーでも用いられた雪の結晶がディスプレイされ、ツリーの照明に呼応しながら優しく光り輝きます。
さらには20分ごとに、約二分間の音と光の特別演出も実施。「氷と炎」をテーマに、今回のために書き下ろした曲にあわせツリーの色が変化しながら幻想的な空間を演出します。(各日とも初回の演出は11:20~、最終回は22:20~。)
3Dプリンタと100%リサイクル可能なPET素材で廃棄物のでないサステナブルなツリー
今回のツリーの造形は、その殆どを3Dプリンターによって出力されており、大小異なる約500個の雪の結晶や、ツリーを支えるメッシュ構造体を何層にも組み合わせることで高さ10メートルのツリーを実現しています。3Dプリンターを用いることのメリットは、デザイナーの発想をそのままに具現化できる点や、手作業では実現しえない緻密さや作業スピードなどを最大限に活かし、繊細かつダイナミックなデザインを実現できる点にあります。
そして、ツリーに使用しているPET素材は、終了後はケミカルリサイクル(※注2)を実施するため、廃棄物の出ないツリーとなっています。リサイクル可能な原料のみで制作したからこそ実現した、サステナブルなクリスマスイルミネーションと言えるでしょう。
(※注2)廃プラスチックを分子レベルに分解して様々な製品の原料として再利用する方法
ジョー マローン ロンドン 期間限定のポップアップイベントも!
さらに今回、2023年12月14日(木)から12月25日(月)までの期間には、洗練された香調と、異なった香りを重ね付けする「コンバイニング」が楽しめることから日本でも大きな人気を集めている、ロンドン発のフラグランスブランド「ジョー マローン ロンドン」のポップアップイベントも開催されます。今年のテーマは「ジンジャーブレッド ランド」。キャンディケインやカラフルなオーナメントで飾られた木々、高く積みあげられた美しいプレゼントたちが彩られた空間で、クリスマス限定コレクションを体験・購入できるとのことでこちらも見逃せない!
ポップアップイベントに先駆けて12月4日(月)からは、ジョー マローン ロンドンが制作するクリスマスツリーもメインエントランスで展示されるとのことで、フォトスポットとしても楽しめそう。
クリスマスに、大切な人へのプレゼントや自分へのご褒美ショッピングも楽しめる表参道ヒルズ。ぜひ期間中に訪れてみてはいかがでしょう。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp