デザインやアイディアで廃棄されるものに新しい価値を与える「アップサイクル」。サスティナブルなだけではなく、新しい価値観に出会えるので、日々その動向を気にしています。今回ご紹介する「アップサイクル」は、企業の枠を超えたコラボレーションにより、欲しくなる心を思いっきり揺さぶられる商品を作り出しました。(記者:エシカちゃん)
舞台衣裳のPieceをお客様のもとへ
2023年7月に創立70周年を迎えた劇団四季は、お客様に感謝を込め、劇団初の「アップサイクルプロジェクト」を始動しました。
プロジェクトを行うにあたり着目したのが、劇団が大切にストックしていた舞台衣裳用の生地や装飾素材です。
劇団四季では衣裳製作のために購入した布のうち「約10%」が、メンテナンス用として長期にわたってストックされていました。
これらの素材から製作したアクセサリーやバッグなどの雑貨は反響を呼び、2023年の10月には、企業の枠を飛び越えて、株式会社アーバンリサーチとのコラボ商品が生み出されました。
アーバンリサーチとのコラボ商品
「カジュアルに観劇を楽しもう。」をコンセプト作られた商品は、デニムやキャンバスといったカジュアルな素材やアイテムを中心に、日常使いはもちろん、観劇の際にも身に着けたくなるようなものばかりです。
キルティングマルチショルダーバッグ
劇団四季の生地素材をカバンの裏地として使用したショルダーバッグです。劇団四季のシンボルマークをプリントしたホテルキー型のチャームまで付いていて、劇団四季ファンにはたまらないアイテムになっています。
キャンバストート
ショルダー部分がアクセントになったキャンバストートです。デザインのみならず、使い勝手もしっかりと考えられています
リメイクウェア
劇団四季の衣装素材に、アーバンリサーチのサンプル品等を掛け合わせて作られたリメイクウェアです。全て1点モノ。劇団四季とアーバンリサーチが出会わなければ生まれなかったと知れば、更に愛着が湧いてきます!
SPECIAL ITEM LOVÉCO bouquet (shiki)
劇団四季の生地を贅沢に使用した、テキスタイルフラワーのブーケです。舞台衣裳の鮮やかな色や柄は、大切な人へのプレゼントや、お部屋のインテリアにも向いています。
多くの人に親しまれている劇団の歴史の一部を身に付けることが出来るなんて、それだけで、何だかワクワクしてしまいます。
これまでの歴史を知っているからこそ、手にしたい。「古くなる=劣化する」なんて考え方から外れることの楽しさに、改めて感じいりました!
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp