【連載】季節のプラントベースレシピ (第15話)「クリスマスのおやつに。米粉のスパイスクッキー」
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【連載】季節のプラントベースレシピ (第15話)「クリスマスのおやつに。米粉のスパイスクッキー」

ツンとした寒さを感じるようになり、クリスマスや年末を前にソワソワとした雰囲気になってきたこの頃。

今回は寒いこの時期やクリスマスにもぴったりな、体を温める効果のあるシナモンやジンジャーを使った米粉のクッキーのレシピをご紹介します。

小麦、卵、乳製品を使わないので、アレルギーのある方やそれらの食材を控えておられる方にもおすすめです。

わが家では毎年この時期になると娘と一緒に作って、クリスマスを迎えるおやつとして食べたり、実家やお友達のおうちに行くときのちょっとした手みやげに持っていったりしています。紐を通して、クリスマスツリーのオーナメントとして楽しんでも。

薄焼きのポリポリした食感と素朴な味わいが、温かいお茶やコーヒーとも相性抜群で、仕事中や食後ちょっと甘いものが欲しいなぁなんて時にもついつい手が伸びてしまうからか、気がついたら保存ビンは空っぽに……。

この時期繰り返し作る、わが家の恒例のおやつです。

レシピは子どもも食べやすいようにスパイスはほんのり香るくらい、やや控えめにしていますが、スパイス好きの方はぜひたっぷり入れて、ピリッと香るスパイスの風味を楽しんでくださいね。

【米粉のスパイスクッキー】

<材料> 作りやすい分量(約20枚)

【A】

・米粉

・片栗粉またはコーンスターチ

・アーモンドプードル

・シナモンパウダー

・ジンジャーパウダー

(お好みで、カルダモンパウダー、ナツメグなど。スパイシーなものがお好みの方は、分量の1.5〜2倍量を目安に入れてください)

 

【B】

・米油

・無調整豆乳(または好みの植物性ミルク)

・メープルシロップ

・てんさい糖(好みの砂糖)

・塩

①【A】をボウルに入れて軽く混ぜておく。

②別のボウルに【B】を入れて泡だて器でよく混ぜたら、①の粉類を加えてゴムベラでさっくりと混ぜる。

③生地がポロポロした状態になったら、手でひとまとめにする。この時、まとまりにくいようなら、メープルシロップか油を少量(小さじ1/2or3gほど〜)加えて調整する。

④シートや台の上、またはビニール袋に入れて綿棒で厚さ3〜4mmに伸ばし、好みの型で抜く。(生地が柔らかく扱いにくい場合は打ち粉をするか、冷蔵庫で30分ほど生地を休ませるとよい)

⑤170℃に予熱したオーブンで15分、150℃に下げて10〜15分、焼き色がつくまで焼く。

(しっかり目に焼いた方が、カリッと香ばしく仕上がります)

⑥焼き網などで冷まして完成。

乾燥剤と一緒にビンなどの密閉容器に入れておけば、常温で2週間ほど保存できます。

ツリーのオーナメントにする場合は、型抜きした後にストローなどで穴を開けてから焼き、焼き上がり後に紐を通してくださいね。

ちなみに、わが家では時々食後に「お茶のじかん」と称して、温かい飲み物とちょっとしたおやつを家族で食べる習慣(?)があるのですが、クリスマスが近づくこの時期には、小さなろうそくを灯して、本来のクリスマスの静かで厳かな雰囲気をちょっぴり味わっています。

華やかでキラキラしたクリスマスもワクワクして楽しいけれど、暗闇に優しく灯るろうそくの明かりを見ながら、家族と他愛もないお喋りをしたり娘とクリスマスの絵本を読んだり、しっとりと過ごす時間もとっても豊かだなぁと感じるのです。

そんな時間のお供にもちょうどいい、シンプルで素朴なスパイスクッキー。

何かと集まりごとやご馳走が続く12月だからこそ、手作りのおやつと好きな飲み物を用意して、温かいお部屋でお一人やパートナー、ご家族とゆったり過ごす時間を取ってみるのはいかがでしょうか?

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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