ブライダル事業者としては初の「さいたま市SDGs認証企業」認証
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ブライダル事業者としては初の「さいたま市SDGs認証企業」認証

結婚式という華やかなイベントの演出を手がけるブライダル事業ですが、内実には、環境や雇用等の面に沢山の課題を抱えています。

そんな中、婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが、ブライダル事業者としては初となる「さいたま市SDGs企業認証制度」の認証企業に選出されたというニュースに触れました。ブライダル業界に、その場だけではない、未来への意識が芽生えつつあることに、大変嬉しくなりました。(記事:エシカちゃん)

ブライダル事業者としては初となる「さいたま市SDGs企業認証制度」への認証

競合ひしめくブライダル事業には、過剰な演出や、価格を抑える為に社員へ大きな負担を強いる等、その場、その時を乗り越えれば良いという事業傾向が、少なからずあるように感じていました。

そんな中、婚礼大手の株式会社テイクアンドギヴ・ニーズが、ブライダル事業者としては初の「さいたま市SDGs企業認証制度」の認証企業に選出されました。

「さいたま市SDGs企業認証制度」とは、さいたま市が、SDGsの理念を尊重した経営活動を推進する企業を「さいたま市SDGs認証企業」として認証し、経営支援を行う制度です。

ブライダル事業者としては初。これは、社会全体でSDGsに取り組んでいく姿勢の広がりが、各業界の既成概念や古い体質に影響を及ぼしている予兆なのかもしれません。

テイクアンドギヴ・ニーズの取り組み

テイクアンドギヴ・ニーズには、サステナビリティ推進室があるそうです。持続可能な経営施策の立案が、イコール持続可能なブライダルへと繋げられた取り組みを、「多様な働き方に関する取り組み」、「環境負荷軽減の為の取り組み」、「地域貢献の取り組み」の3つの観点からご紹介します。

 

ダイバーシティ&インクルージョン、多様な働き方に関する取り組み

  • 社外取締役就任には、性的マイノリティの方の支援・調査研究を行うNPO法人「虹色ダイバーシティ」の理事である村木真紀氏が就任。
  • 国際協力機構(JICA)の視察受け入れ実績がある障がい者雇用の推進。
  • 「フリーウェディングプランナー制度」や「エリア社員制度」等、ライフステージの変化に応じて働き方や働く場所を柔軟に変更出来る体制作りを実施。

 

環境負荷軽減の為の取り組み

  • 廃棄予定のドレスのパーツを組み合わせて再構築した「アップサイクルドレス」の提案。
  • 建築現場の“足場板”をチャペルの建材として活用(「ウッドデザイン賞2023」を受賞)。

 

地域貢献の取り組み

  • 店舗所在地の名産を取り入れた特別コースを提供。
  • 子どもたちに学びと体験を提供する無料イベント「T&Gキッズプロジェクト」を開催。

企業利益を優先させ、環境や雇用を省みない方針を続けることに抵抗を感じ、ブライダルを諦めてしまう人たちがいると聞いたことがあります。おめでたい門出を、ユーザー、働く人地球にとって「嬉しい」で埋め尽くすブライダルのあり方が、もっと模索され、広がっていくことを期待します。

記者:エシカちゃん

白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

エシカちゃん

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