フランス人が大好きな「アペリティフ(=アペロapèro)」
一体、何だかご存知でしょうか? アペロを直訳すれば食前酒。なんだか畏まったお食事の時にお目見えする言葉のようですが、フランスではとても気軽な「とりあえず、ビール」的な「普段着」の存在。だから「アペロしませんか?」とはカジュアルなお誘いで、「ちょっと一杯どう?」とか、「お茶でもしない?」の意味に当たります。今日はフランス風、3つの「普段着アペロの楽しみ方」ご紹介します。
フランス人が大好きな「アペリティフ(=アペロapèro)」
一体、何だかご存知でしょうか? アペロを直訳すれば食前酒。なんだか畏まったお食事の時にお目見えする言葉のようですが、フランスではとても気軽な「とりあえず、ビール」的な「普段着」の存在。だから「アペロしませんか?」とはカジュアルなお誘いで、「ちょっと一杯どう?」とか、「お茶でもしない?」の意味に当たります。今日はフランス風、3つの「普段着アペロの楽しみ方」ご紹介します。
夕方5時過ぎ、街中のカフェが「アペロ・バー」に変身です。仕事帰りの一杯、デートのお相手を待っている間の暇つぶし。そして、ご近所さんと立ち話に一杯。こんな感じでカフェのテラスは地元っ子がどんどん集まってくるのです。歴史があり有名文化人が集ったと言われるレ・ドゥ・マゴやカフェ・ド・フロール。ルーブル美術館、ピラミッド前のカフェ・マルリーだって同じ事。天気のよい日など、“テラス席”は大人気。店の中はガラガラなのにテラス席は超満員。そよ風に吹かれて仕事三昧の日常から解放。そこに喉を潤す“アペロ”があれば最高のリラックスタイムの始まり!と言わんばかり。開放的なテラス席を陣取ってアペロを飲むと、ふ〜っと一息、日常から離れた「バカンス」を思わせるのだとか。こうしてのんびり「癒しアペロ」楽しむのがフランス風なのです。
アペロを楽しむのに時間も場所も体裁もお構いなし!がフランス風。週末のお昼、“今からアペロしない?”そんな急なお誘いがかかると、昨日の飲みかけのワインにコルクをはめ込んで、残り物のチーズをクルっと包み、さ〜出発。「お弁当つくらなきゃ、おもてなし料理しなきゃ。」なんていう心配もありません。道行く途中、バゲットやポテトチップス、ミニトマトやタルトを買って、近くの待ち合わせ場所へ。天気の良い午後は外でピクニックが始まります。サンマルタン運河のほとり、セーヌ川にかかる橋の上、近所の公園や広場がピクニック会場。持ち寄った物を地面にならべ、人数分の紙コップにアペロを注いで、「さあ、乾杯!」。おしゃべりを楽しみ、ゴロンと寝転がって、大きなあくび。初めて会った人もアペロのおかげですぐに打ち解けて、“今度は僕の家でアペロしない?”となるのです。フランス人にとって、友人を作ったり、親睦を深めるのには丁度イイ“アペロしませんか?”という習慣。なんだかとても心地よい存在ですね。
フランスは農業大国、そしてナチュラル製法、BIO(オーガニック、有機農法)製品への関心、浸透率も世界でもトップクラス。そんなフランスのグルメ界では、ナチュラルワインやBIO(オーガニック、有機農法)で作られた食べ物やドリンクの人気はグングンあがり、ナチュラルワインやBIOのおつまみだけを取り扱うバーやレストランも増えてきました。もっと驚くのは、近所のマルシェやスーパーで気軽にナチュラルワインやBIOビール、オーガニックのシードル(リンゴの発泡酒)がお手頃値段で買える事。我が家にもたびたび登場する、ナチュラルワインはボトルでななく、環境問題を考えた箱とパウチに包まれた画期的な形のもの。箱の下には蛇口がついていて、ここから好きな分だけナチュラルワインを注ぐ事ができます。2L程の大きなこのパウチBOX型ワイン。開封してからの保存期間も瓶詰の物より長いので、夫婦2人そしてお一人様晩酌にはぴったりなのです。まさに普段着のアペロ。今晩、あなたもこんなナチュラル・アペロで乾杯してみませんか?
ーーBackstage from “ethica”ーー
いかがでしたか、フランス風「普段着のアペロ」。 皆さんもアペロ時間を楽しみ、心に体にもゆとりのある食事習慣をはじめてはいかがでしょか?
I am a Japanese personal chef and vegetable expert living in Paris. Born in Japan but, studied in USA, Canada and Mexico, then working in Tokyo and Europe. My cooking and wine-sake knowledge have been developed with my international background.
I graduated from Japanese Traditional Cuisine (Kaiseki) in Tokyo and from Le Cordon Blue in Paris, then, was working in the kitchen in restaurants and Ministry of Foreign Affairs. Being as a personal chef, I have passion for BEAUTIFUL food with seasonal local products and the concept of ‘marriage’ with wine & japanese food, sake & french food. Also, I am interested in ‘food education’ for family and kids and ‘gluten free, bio,& multi-nutritious food’ for people suffered from allergies. In my cooking workshop, I teach light and healthy french cuisine mixed with my japanese original idea, and beautiful japanese cuisine with full of seasonal colour, excellent sources of nutritions and multi-vitamins. But the most importantly, my objective is to make my guests have’ BIG SMILE’ & ‘GOOD FEELING’.
パリ在住の料理研究家・野菜ジュニアソムリエ・フードア ナリスト登録。パリでお料理教室Mayu’s Kitchen開催中。高校からカナダ、メキシコに渡り国際経済、ビジネスを卒業。その後、北米、東京、欧州で国際企業に勤務。海外生活中よくゲストを招 き大好きなお料理でおもてなしを楽しむ。東京では近茶流・柳原料理教室で伝統の日本料理、懐石の基礎を学び、フランス、パリ・コルドンブルー本校卒業後は 仏外務省のキッチンへ。世界の名立たるワインと日本酒の知識を得、フレンチ、和食、和モダン料理とのマリアージュをテーマに世界のセレブ達の食事、パー ティーのおもてなし料理を作る出張料理人。
お料理教室では、旬のBIO野菜を使っておしゃれな家庭料理や保存が効くお惣菜、バター少なめの 軽いフレンチ、健康的な和モダンフード、そして、アレルギーで大変な子供やママ達のため代用食材でお料理を提供。世界各国から生徒が集まるため、英語、フ ランス語、日本語、スペイン語でのお料理教室を開催中。外国人生徒にはパリ郊外のオーガニック畑から届けられる新鮮な日本野菜でママンの和食も大人気。京 都・月桂冠酒造のフランス特派員として、SAKE・ 日本酒愛好家には酒と和モダンおつまみとのマリアージュを提案。巻き寿司、手毬、カワイイBENTO風なお料理のカルチャークラスは地元小中学校の子供達たちにも大人気。フランステレビ局<TV5MONDE Asia- Pacific>、WEB マガジン<ETHICA – 「私によくて、世界にイイ。」>などにパリ日記・おいしい食べ歩き・レシピ提供しフレンチと和食・和モダンフードで世界をつなげて、皆HAPPYに心がける毎日。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
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