環境負荷の少ない農業にチャレンジする生産者の美味しいお米が購入出来る「お米の特集ページ」をご紹介します。「田んぼと食卓むすぶ、まいにちのお米」から、農業や暮らしを考えるきっかけをお届けします。(記事;エシカちゃん)
お米の個性は、千差万別
先日、食堂で食べたご飯(お米)が美味しくて、おかわりをしてしまいました。
食堂の方にお米の銘柄を尋ねたら、自宅で食べているお米と同じ銘柄とのこと。炊き方もあるとは思いますが、生産地や生産者によってこんなにも味が違うのかと驚きました。
お米の味は、その土地ならではの気候や水質、土壌、また、生産者の考え方や栽培方法によって変わってきます。言うなれば、お米の個性は人と同じように千差万別。
しかしながら、スーパー等で販売されているお米の多くは、(多数の農家のお米が混ぜ合わされて)地域と品種ごとに、ひとまとめにされてしまうのが一般的です。
・・田んぼや生産者によってお米の味は異なりますが、それらが一緒くたにされてしまっては、お米の多様な個性を、ちっとも楽しむことが出来ません。
納豆と一緒に食べると美味しいお米、カレーにぴったりのお米
「坂ノ途中OnlineShop」を運営する株式会社坂ノ途中が開設した「お米の特集ページ」では、上記のような流通重視の販売方法とは一線を画した、生産者・品種といった、お米の出身(出自)別の販売を行っています。
また、販売だけではなく、お米の個性を楽しむヒントも発信します。
中でもおすすめなのが、お米の香りや甘み等をワインのテロワールのように比較した一覧表です。
納豆と一緒に食べると美味しいお米、カレーにぴったりのお米・・等、一覧表を見ながら、食べ方にあわせたお米を選んでみてください。きっと、米粒を噛み締めることが、もっと楽しくなるはずです。
伸び伸び農業
農業は、食料生産はもちろん、生物多様性保全や土砂災害の防止等、様々な働きを担っています。しかしその一方で、農業に化学合成農薬や化学肥料等を持ち込んでしまうと、石油や天然ガスといった資源を大量に消費し、生物多様性の喪失や土壌劣化の要因へと繋がってしまいます。
目指すべきは、化学合成農薬や化学肥料を使用せず、自然に近い環境の中で、伸び伸びと育てる農業。
自然相手の農業では、どうしても生産量が少量で不安定になりがちですが・・、真心込めたお米作りを行う農家が、適正な価格で販売できる仕組みが浸透していけば、環境負荷の小さい農業を実践する生産者が、増えてくるかもしれません。
手間暇かけて作られた作物が、見た目や生産量の問題で不相応な扱いを受けている。
商品を選ぶ際、「どこで、どんな人が?」を気にするようになってからというもの、そんなやるせない思いを抱くようになりました。心を込めて作られたものが続いていくための流通に、加わりたいと思います。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp