DIYを身近に。甦れ、私のジュエリー! ethica from paris ヨーロッパでは家族代々受け継ぐ“婚約指輪”も定番の1つ。相手の家族に受け入れてもらえる!という安心感と嬉しさで、ぐ〜んと“婚約指輪”の価値が上がると思いませんか?
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
4,976 view
DIYを身近に。甦れ、私のジュエリー! ethica from paris

DIY(Do it yourself)と聞くと、お家のリフォーム、日曜大工、大型スーパーに行ってペンキを買って大仕事!なんて思いがちですが、エシカの読者ならリフォームやリペアに関心がありますよね。逆転の発想でプロの力をお借りして、身近なもので疑似DIY感覚?! デザインはDIY(自身で考えて)リペアを依頼してみるのはいかがでしょう。 タンスや棚の奥に潜んでいる何やら古い木箱。たいてい、ここに眠っているのは思い出のあるジュエリーやアクセサリー。引っ越しや何か特別な用がナイとその存在すら忘れていませんか? 手に取れば沢山思い出が甦る、だから捨てられない!でも、このジュエリーちょっと古くさいし、付ける機会もないし…ということで、いつものごとく、また箱の中へ。 そんな可哀想なジュエリーを沢山もつあなたに、嬉しきエコな朗報。それがジュエリーのリフォーム屋さん。

リユースやリペアの文化は、環境対策のキーワード 5R=「リデュース」「リユース」「リペア」「リサイクル」「リフューズ」としても注目を浴びています。

ヨーロッパの婚約指輪

日本で婚約指輪というと、お給料の?倍の値段相当のものを男性が選び婚約者にプレゼントというのが定番。でもヨーロッパでは家族代々受け継ぐ“婚約指輪”も定番の1つ。僕の母(祖母)が婚約した時の“幸福の指輪”を僕のフィアンセにも!と言う事で、彼が家族の証しとして“婚約指輪”をくれるのです。だからダイアモンドに関わらず、エメラルドだったりルビーだったり。でも、相手の家族に受け入れてもらえる!という安心感と嬉しさで、ぐ〜んと“婚約指輪”の価値が上がると思いませんか?

ジュエリーのリフォーム屋さん

…といっても、指のサイズもデザインも今と昔とは大違い。ここで登場するのがジュエリーのリフォーム屋さん。オシャレな人が集まるパリではジュエリー専門のリフォーム屋さんが沢山あります。あなた好みのデザインを取りこんで、新たな息吹を古いジュエリーに吹き込むジュエリークリエーター、ジョナス・ボーマン(Jonas Bowman)さんを尋ねてみました。どんなジュエリーにも“想い”があります。LOVE、家族の意味、思い出、そして沢山のGood Luckを受け継ぐ指輪の復活のため色々相談に応じてくれます。単にリサイクル、エコ、とは言い切れない、大切な”想い“を詰め込むジュエリーリフォームのお仕事です。

ジョナスさんの工房

お店の隣はジョナスさんの工房。お弟子さんと1つ1つ丁寧にジュエリーを作っています。母から受け継いだ真珠の指輪を“私”デザインの指輪にする、家族の証しである婚約指輪のサイズ直しは勿論、アンティーク市で見つけたカラーストーン、昔、旅先で見つけた貝殻や木片、様々な素材に“魔法”をかけますよ、とジョナスさん。気合いをいれて、細かな手作業を丁寧に1つ1つ形にしていきます。出来立てほやほやのジュエリーを眺めている私に、さあさあ、手に取って付けてご覧なさいとニッコリ微笑むジョナスさん。ジュエリーは身につけてこそ生きてくるのだそうです。

ジュエリーリフォームに込めるもの

彼のデザインは斬新そのもの。でもそのアイデアは彼の生まれ故郷のアメリカから。アメリカの先住民族・インディアンの伝統工芸とフランス・アールデコに共通点を見いだして夢中になったそう。どんなジュエリーにも想いがあります。彼は“故郷”の香りをする木や銀の指輪にあらたに息吹を吹き込みリフォームをしていました。 自分の好きなデザインに変える事で身に付ける機会も増えていく。愛着も倍増、永遠に大切にしていきたい、という願いが、リフォームをする事により叶うのですね。

ーーBackstage from “ethica”ーー

ジュエリーに“DIY”という魔法をかけると、再び今のあなたと時間を共有し始めます。大切な”想いの詰まった“ジュエリーだからこそ、もっと身近に感じて、“真”の輝きを放たたせてあげてはどうでしょか? “私に良くって、世界にいい”パリでまたethicaを発見しました。

 Mayu:   My profile, mon profil

I am a Japanese personal chef and vegetable expert  living in Paris. Born in Japan but, studied in USA, Canada and Mexico, then working in Tokyo and Europe.   My cooking and wine-sake knowledge have been developed with my international background.

I graduated from Japanese Traditional Cuisine  (Kaiseki) in Tokyo and from Le Cordon Blue in Paris, then, was working in the kitchen in restaurants and Ministry of Foreign Affairs.     Being as a personal chef, I have passion for BEAUTIFUL food with seasonal local products and the concept of ‘marriage’ with wine & japanese food, sake & french food.  Also,  I am interested in ‘food education’ for family and kids and ‘gluten free, bio,& multi-nutritious food’ for people  suffered from allergies.    In my cooking workshop,  I teach light and healthy french cuisine mixed with my japanese original idea, and beautiful japanese cuisine  with full of seasonal colour, excellent sources of nutritions and multi-vitamins.    But the most importantly, my objective is to make my guests have’ BIG SMILE’ &  ‘GOOD FEELING’.

パリ在住の料理研究家・野菜ジュニアソムリエ・フードア ナリスト登録。パリでお料理教室Mayu’s Kitchen開催中。高校からカナダ、メキシコに渡り国際経済、ビジネスを卒業。その後、北米、東京、欧州で国際企業に勤務。海外生活中よくゲストを招 き大好きなお料理でおもてなしを楽しむ。東京では近茶流・柳原料理教室で伝統の日本料理、懐石の基礎を学び、フランス、パリ・コルドンブルー本校卒業後は 仏外務省のキッチンへ。世界の名立たるワインと日本酒の知識を得、フレンチ、和食、和モダン料理とのマリアージュをテーマに世界のセレブ達の食事、パー ティーのおもてなし料理を作る出張料理人。

お料理教室では、旬のBIO野菜を使っておしゃれな家庭料理や保存が効くお惣菜、バター少なめの 軽いフレンチ、健康的な和モダンフード、そして、アレルギーで大変な子供やママ達のため代用食材でお料理を提供。世界各国から生徒が集まるため、英語、フ ランス語、日本語、スペイン語でのお料理教室を開催中。外国人生徒にはパリ郊外のオーガニック畑から届けられる新鮮な日本野菜でママンの和食も大人気。京 都・月桂冠酒造のフランス特派員として、SAKE・ 日本酒愛好家には酒と和モダンおつまみとのマリアージュを提案。巻き寿司、手毬、カワイイBENTO風なお料理のカルチャークラスは地元小中学校の子供達たちにも大人気。フランステレビ局<TV5MONDE Asia- Pacific>、WEB マガジン<ethica(エシカ)-私によくて、世界にイイ。>などにパリ日記・おいしい食べ歩き・レシピ提供しフレンチと和食・和モダンフードで世界をつなげて、皆HAPPYに心がける毎日。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

Mayu Okada

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【ethica Traveler】 連載企画Vol.5 宇賀なつみ (第4章)サンフランシスコ近代美術館
独自記事 【 2024/3/20 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 本特集では、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブ...
【ethica Traveler】  静岡県 袋井市の旅 おいしいもの発見!
独自記事 【 2025/3/20 】 Work & Study
日本列島のほぼ真ん中で、駿河湾を囲むように位置する静岡県。その中でも、太平洋に面する西の沿岸部に近いところに袋井(ふくろい)市があります。東西の交流地点として、古くから人や物や情報の往来を支えてきた袋井市は、高級メロンやリゾート、由緒正しき寺院など、未知の魅力がたくさんあるユニークな場所です。今回は、そんな袋井市の中で...
持続可能なチョコレートの実現を支える「メイジ・カカオ・サポート」の歴史
sponsored 【 2025/3/19 】 Food
私たちの生活にも身近で愛好家もたくさんいる甘くて美味しいチョコレート。バレンタインシーズンには何万円も注ぎ込んで自分のためのご褒美チョコを大人買いする、なんてこともここ数年では珍しくない話です。しかし、私たちが日々享受しているそんな甘いチョコレートの裏では、その原材料となるカカオの生産地で今なお、貧困、児童労働、森林伐...
冨永愛 ジョイセフと歩むアフリカ支援 〜ethica Woman Project〜
独自記事 【 2024/6/12 】 Love&Human
ethicaでは女性のエンパワーメントを目的とした「ethica Woman Project」を発足。 いまや「ラストフロンティア」と呼ばれ、世界中から熱い眼差しが向けられると共に経済成長を続けている「アフリカ」を第1期のテーマにおき、読者にアフリカの理解を深めると同時に、力強く生きるアフリカの女性から気づきや力を得る...

次の記事

暑い夏こそ、フランス風の普段着アペロを楽しもう! ethica from paris 日本でも応用出来る3つの「普段着アペロの楽しみ方」
自社農場で栽培したエキナセアを配合したボタニカコスメ「nu(ヌウ)」9月デビュー ~前向きなエイジングケア オーガニックコスメ〜 一生愛せる素肌を目指して!

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます