ゴルフコースをはじめ、スキー場やテニスコート、別荘、ホテル等の施設を有する東急リゾートタウン蓼科内に、「TENOHA蓼科」という、新しい施設がオープンしました。自然と、そして地域との「環境共創」を目指す拠点として生まれたTENOHA蓼科の取り組みを、ご紹介します。(記事:エシカちゃん)
2つの環境からなる環境共生の形
長野県茅野市にある東急リゾートタウン蓼科内に、地域との連携および環境への取り組みを発信する拠点「TENOHA蓼科」がオープンしました。
「自然環境」と「地域環境」。それぞれの「環境」と向き合い共創していく拠点として生まれ出たTENOHA蓼科は、見るもの、触れるもの、そのどれもが、自然と地域への繋がりを持っています。
例えば、TENOHA蓼科内に据えられた天井や壁面、椅子等を見てみると、それら什器は、施設内の間伐材を使用して、地域の製材所や工房の職人により作らた背景が浮かびます。
間伐材という自然への繋がりと、地域の工房、すなわち地域との繋がり。ゲストが触れるそのものが、自然・地域との接触点になっているのです。
こうした自然と地域への寄り添いは、TENOHA蓼科に隣接する広場へも続いています。
長野県産(つまり地産地消)の木材が使用されたベンチやテーブルは、防腐処理を100%植物由来の原料で施すことで、雨等によって防腐剤が融解した際の、生態系(自然)への影響を最小限にとどめる工夫が成されています。
・・・TENOHA蓼科で試されているのは、そんな環境共創の形です。
TENOHA蓼科の、あれもこれもが、自然と地域によって形作られ、訪れたゲストと共に育っていきます。
地域事業者らと共に
TENOHA蓼科は、見る、触れるだけではなく、体験する(自然・地域との)環境共創の方法を模索し始めています。
その第一歩として、2024年7月に、地域のコミュニティへ身を浸す「まちびらきマルシェ」が開催されました。
地元の飲食店や木材を扱う地域事業者が出店したマルシェは、別荘利用者やタウン内の宿泊者、近隣市町村の住民らで大賑わい!! マルシェをきっかけに初めてTENOHA蓼科を訪れた人や、これまで交流がなかった他業種との出会いが生まれ、地域の横の繋がりが膨らみました。
生活の中へ「環境」というキーワードが投げ込まれた時、一時、思考を切り替えて、生活から環境へと伸びる繋がりを、辿り直しているような気がします。
辿りり直すことを必要とするのは、生活と環境が隣り合わせではないから。生活と環境を同化させ、共に営んでいく糸口を、TENOHA蓼科から見つけたいと思います。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
東京で、サステナブルな「生活体験」を提供しているTENOHA代官山についても、こちらの記事でチェックしてみてください!
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
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