クールジャパン、フランスで愛される日本のカルチャー ethica from paris ヨーロッパ最大の日本文化の祭典
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
10,150 view
クールジャパン、フランスで愛される日本のカルチャー

Japan Expo<ジャパンエキスポ>といえば、「日本の“今”と“伝統”文化を楽しく学ぼう!」をテーマに毎年フランス、パリにて開催されるヨーロッパ最大の日本文化フェスティバル。今年で15周年を迎えたこのイベント、その規模は毎年大きくなり、来場者数はなんと去年23万人、今年は26万人と、5日間の開催期間中はいつも超満員で大盛況を収めました。フランス、ヨーロッパで、そして世界で愛されている日本文化、ジャパンエキスポを通して日本人である私達も再認識させられる「日本の魅力」、「クールジャパン」をご紹介しましょう。

様々な“日本”の顔

ジャパンエキスポは、アニメ、コスプレ展示だけだと思いきや、実際は、中・高・大学生をはじめ、小学生の親子連れ、小さなお孫さんを連れ親子3代のファミリー、誰もが楽しめるディズニーランドのような大テーマパーク。そしてここで紹介されているのは多種多様の日本の顔で、毎年日本から多数のアーティスト・クリエイター達が出演します。リピーター達にも常に新しい発見がある“今&話題”の日本、そして再発見となる“伝統”。現代日本のポップカルチャー:マンガ、アニメ、ゲーム、伝統芸能:茶道、生け花、柔道、大太鼓、そして、世界も認めたUNESCO遺産の和食など、様々な“日本”の顔で会場は埋め尽くされていました。

Wabi Sabiブース

日本の伝統芸能の体験コーナーやWabi Sabi展のブースは、年齢を問わずたくさんの人が関心を寄せていました。生け花、浴衣の着付け、弓道、マーシャルアーツ。柔道は日本国技?いえいえ、ココでは日仏融合国技となって畳の上でお稽古体験をしていました。日本の伝統文化に興味津々でトライするヨーロッパの方々の反響に手応えありです。そして、こちらは“茶道”のブース。師匠のお茶の作法をジィ〜っと見つめる小さな女の子が印象的でした。

UNESCO遺産の“和食”

和食と言えば“寿司”。海外ではそのまま”SUSHI”と訳されて人気メニューの1つになっていますが、さすが、内容の濃いジャパンエキスポ。外国人にとってまだ未知な和食を紹介していました。今年の和食ステージのショーは「料理の鉄人“お茶漬け”対決」。フランスの食材を使用し、日本人(私)とフランス人のシェフに各国を表すお茶漬けを作ってもらい、観客から選んだ審査員に味見してもらうという内容。ステージに溢れんばかりに集まった観客達、SUSHI以外の和食に興味津々で沢山の人が審査員“立候補”。とても倍率の高い“審査員選び“でした。

ジャパンエキスポ2014「料理の鉄人ー永谷園お茶漬け対決」ethica from paris

現代日本のポップカルチャー

そして、日本人とフランス人に愛好家がもっとも多いと言われるのがマンガ、アニメ、コスプレなどのポップカルチャー。サブカルチャー的なものから、サザエさん、ドラえもん、ドラゴンボールなど、日本人なら誰でも知っている歴代シリーズまでそのコンテンツは様々。若者を中心に日本ポップカルチャーファンが多く、コミック・キャラクターのコスプレ姿で来る若者も大勢います。コスプレ姿のフランス人達、みんなカメラを向けるプロ並にポーズをとってくれ、「Pouvez-vous prendre une photo avec moi?(一緒に写真を撮ってください)」と頼めばニッコリOK。場内にはコスプレ姿を競うステージ、仏語訳された日本のコミック、キャラクター商品、コスプレ衣装などの面白ショップが軒を連ねていました。

ジャパンエキスポ in USA

このフランス発のジャパンエキスポは、去年からジャパンエキスポ USAとして海を超え、さらに多くの“日本ファン”を魅了しています。フランス人とアメリカ人達の視点から、国境を越えた2ヶ国が日本文化を紹介するというユニーク内容。今年のJapan Expo USAは2014年8月22日~24日の日程で開催です。フランスで愛されそして世界で愛される日本文化、クールジャパン。“日本に良くて、フランスにイイ”。そして 「私によくて、世界にイイ。 Good for me, Good for the world」 ですよね。 BRAVO〜! (あっぱれ!)

Photo Gallery

My profile, mon profil

I am a Japanese personal chef and vegetable expert  living in Paris. Born in Japan but, studied in USA, Canada and Mexico, then working in Tokyo and Europe.   My cooking and wine-sake knowledge have been developed with my international background.

I graduated from Japanese Traditional Cuisine  (Kaiseki) in Tokyo and from Le Cordon Blue in Paris, then, was working in the kitchen in restaurants and Ministry of Foreign Affairs.     Being as a personal chef, I have passion for BEAUTIFUL food with seasonal local products and the concept of ‘marriage’ with wine & japanese food, sake & french food.  Also,  I am interested in ‘food education’ for family and kids and ‘gluten free, bio,& multi-nutritious food’ for people  suffered from allergies.    In my cooking workshop,  I teach light and healthy french cuisine mixed with my japanese original idea, and beautiful japanese cuisine  with full of seasonal colour, excellent sources of nutritions and multi-vitamins.    But the most importantly, my objective is to make my guests have’ BIG SMILE’ &  ‘GOOD FEELING’.

パリ在住の料理研究家・野菜ジュニアソムリエ・フードアナリスト登録。パリでお料理教室Mayu’s Kitchen開催中。高校からカナダ、メキシコに渡り国際経済、ビジネスを卒業。その後、北米、東京、欧州で国際企業に勤務。海外生活中よくゲストを招き大好きなお料理でおもてなしを楽しむ。東京では近茶流・柳原料理教室で伝統の日本料理、懐石の基礎を学び、フランス、パリ・コルドンブルー本校卒業後は仏外務省のキッチンへ。世界の名立たるワインと日本酒の知識を得、フレンチ、和食、和モダン料理とのマリアージュをテーマに世界のセレブ達の食事、パーティーのおもてなし料理を作る出張料理人。

お料理教室では、旬のBIO野菜を使っておしゃれな家庭料理や保存が効くお惣菜、バター少なめの軽いフレンチ、健康的な和モダンフード、そして、アレルギーで大変な子供やママ達のため代用食材でお料理を提供。世界各国から生徒が集まるため、英語、フランス語、日本語、スペイン語でのお料理教室を開催中。外国人生徒にはパリ郊外のオーガニック畑から届けられる新鮮な日本野菜でママンの和食も大人気。京都・月桂冠酒造のフランス特派員として、SAKE・ 日本酒愛好家には酒と和モダンおつまみとのマリアージュを提案。巻き寿司、手毬、カワイイBENTO風なお料理のカルチャークラスは地元小中学校の子供達たちにも大人気。フランステレビ局<TV5MONDE Asia- Pacific>、WEB マガジン<ETHICA – 「私によくて、世界にイイ。」>などにパリ日記・おいしい食べ歩き・レシピ提供しフレンチと和食・和モダンフードで世界をつなげて、皆HAPPYに心がける毎日。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

Mayu Okada

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
冨永愛 ジョイセフと歩むアフリカ支援 〜ethica Woman Project〜
独自記事 【 2024/6/12 】 Love&Human
ethicaでは女性のエンパワーメントを目的とした「ethica Woman Project」を発足。 いまや「ラストフロンティア」と呼ばれ、世界中から熱い眼差しが向けられると共に経済成長を続けている「アフリカ」を第1期のテーマにおき、読者にアフリカの理解を深めると同時に、力強く生きるアフリカの女性から気づきや力を得る...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.5 宇賀なつみ (第4章)サンフランシスコ近代美術館
独自記事 【 2024/3/20 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 本特集では、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブ...
持続可能なチョコレートの実現を支える「メイジ・カカオ・サポート」の歴史
sponsored 【 2025/3/19 】 Food
私たちの生活にも身近で愛好家もたくさんいる甘くて美味しいチョコレート。バレンタインシーズンには何万円も注ぎ込んで自分のためのご褒美チョコを大人買いする、なんてこともここ数年では珍しくない話です。しかし、私たちが日々享受しているそんな甘いチョコレートの裏では、その原材料となるカカオの生産地で今なお、貧困、児童労働、森林伐...
【ethica Traveler】  静岡県 袋井市の旅 おいしいもの発見!
独自記事 【 2025/3/20 】 Work & Study
日本列島のほぼ真ん中で、駿河湾を囲むように位置する静岡県。その中でも、太平洋に面する西の沿岸部に近いところに袋井(ふくろい)市があります。東西の交流地点として、古くから人や物や情報の往来を支えてきた袋井市は、高級メロンやリゾート、由緒正しき寺院など、未知の魅力がたくさんあるユニークな場所です。今回は、そんな袋井市の中で...

次の記事

ACEとともにインドの女の子を支援する興和 「エシカルファッションカレッジ」オーガニックコットンブース(後編)
エシカ独自インタビュー映像 世界的クロマチックハーモニカ奏者の南里沙さん 10月13日(月・祝) 神戸朝日ホール 南里沙 スペシャル コンサート決定!!

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます