ホテル「シェラトン鹿児島」が、国際的な環境認証「Green Key (グリーンキー)」を取得しました。シェラトン鹿児島が続けてきた取り組みから、持続可能なホテルの運営を探ります。(記事:エシカちゃん)

ホテル「シェラトン鹿児島」が、国際的な環境認証「Green Key (グリーンキー)」を取得しました。シェラトン鹿児島が続けてきた取り組みから、持続可能なホテルの運営を探ります。(記事:エシカちゃん)
「Green Key (グリーンキー)」とは、環境教育財団(FEE)による自主的なエコ認証プログラムのこと。観光やホスピタリティ業界における環境責任や持続可能な運営への取り組みを図る基準として、世界的に知られています。
Green Keyの取得の為には、FEEが定めた厳しい基準を遵守しなくてはなりません。
施設の環境管理、省エネ、廃棄物管理、水の保全等からなる評価項目の基準をクリアする必要があり、生半可な取り組みでは、到底取得することなど叶いません。(だからこそ、Green Keyを取得した施設は、環境保護の象徴として世界的に認知をされます)
昨年の10月、そんなGreen Keyの認定施設の1つとして、鹿児島にあるシティホテル「シェラトン鹿児島」が加わりました。
シェラトン鹿児島がGreen Key認証取得へと至った持続可能な取り組みとは、どんな内容だったのでしょうか?
Green Key取得の前年となる2023年12月、シェラトン鹿児島は、サステナビリティコミッティーを発足させ、ホテル全体でもってGreen Key取得に向けた取り組みをはじめました。
部署を超えたチームという体制を選んだことで、(職種によって分断されることなく)水の保全や廃棄物削減等への取り組みを、より円滑に進めることが出来たと言います。
一方、チームの一員である従業員に対しては、サステナビリティや多様性社会への知識を深める研修や講習会を定期的に実施し、環境に優しいサービスへ(従業員自らが)関心を持てる土壌作りを行なっています。
地産地消を目指した取り組みとして、県内の市町村と連携しながら、地元食材の魅力を発信する食のフェアの開催を続けています。
今後は、食材を輸送する際の排気ガス削減や地元食材の再発見等にも、力を入れていくようです。
ホテルのレストランで回収した生ごみを堆肥化し、それらを散布した畑で育てられた野菜をレストランで使用するという、生ごみの循環型リサイクルを始動させました。
この他にも、食品廃棄量を測定する「Winnow (ウィノー)」というシステムを使って、廃棄される頻度の高い食材の傾向を把握。得られた数値をもとにして、食材の発注量の調整や、より食べ残しが少ないメニューの開発へ取り組んでいます。
エネルギー使用量の記録や分析、LEDやセンサー式照明の導入、厳密な空調管理による冷水・温水使用量の削減・・と、多方面からエネルギーの効率化を進めています。
環境負荷低減への取り組みとしては、環境に優しい洗剤の使用やシェアサイクルの設置等をスタートさせました。
シェラトン鹿児島は、チーム体制で持続可能な社会の実現を目指しています。
そのチームを更に押し広げて、まずは街として、次は都道府県として・・と、チームを段々と拡大していったなら、いつしか地球全体がチームとなって、大きな力で未来を守っていけるかもしれません。
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp
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