【連載】季節のプラントベースレシピ(第26話)「甘酒で作る、即席発酵キムチ」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第26話)「甘酒で作る、即席発酵キムチ」

大寒を過ぎ、冬野菜の甘みもギュッと増してきたように感じるこの頃。

寒い冬を乗り越えた野菜は栄養価も高く、体調を崩しがちなこの時期をサポートしてくれます。

今回ご紹介するレシピは、甘酒を使った手軽で美味しい即席キムチ。ザク切りにした材料と調味料を混ぜ合わせるだけでできるので、食べたい時にすぐ作れます。

キムチはそのまま食べても美味しいし、お鍋のお供やおつまみ、料理にも大活躍、ということで一年を通してわが家の食卓には欠かせません。

一方で、市販のものは添加物が気になったり、好みの辛さや味わいではなかったりすることも。また本格的なキムチは長時間漬け込んだり、見慣れない材料を揃えたりするひと手間があるので、身近な材料で作れるようシンプルなレシピにアレンジしました。

甘味には砂糖ではなく甘酒とりんごを使っているので、まろやかな優しい味わいを楽しめます。甘酒には麹菌やオリゴ糖、またりんごや白菜にはビタミンCや食物繊維が含まれているため、腸内環境の改善や風邪予防、免疫力アップの効果が期待できます。

辛いのが苦手な方、お子さん向けには唐辛子の代わりにパプリカパウダーを使うと、見た目はキムチのようで辛くない浅漬けのように仕上がります。

生野菜が不足しがちな今の季節、ぜひ作ってみてくださいね。

【甘酒で作る、即席発酵キムチのレシピ】

 

<材料> 作りやすい分量

白菜 500g(1/4玉)

ニラ 5本くらい(約1/4袋)

人参  1/4本

塩 15g(白菜の3%)

 

【A】

濃縮甘酒 60g

りんご 1/4〜1/2個

生姜 1片

にんにく 1片

醤油 小さじ1(あれば醤油麹)

だしパウダー 大さじ1(鰹節パック1つ、出汁パック1/2袋でも代用可)

韓国唐辛子(粉) 10g〜25g(お好みで調整してください)

※辛味を無しにしたい場合は、韓国唐辛子をパプリカパウダー6gに変更

①白菜はきれいに洗い、一口大にザク切りにしてボウルに入れ、塩20gを加えてよく揉みこむ。しんなりしてきたらそのまま置いておく。

※ジップロックやポリ袋で作ってもOK

②人参は千切り、ニラは4cm幅に切る

③【A】のりんご、生姜、にんにくはすりおろし、その他の材料と合わせてよく混ぜる。

④①で出てきた白菜の水気をギュッと絞り、余分な水分を除く。

⑤人参、ニラ、【A】の材料を加えて、満遍なく馴染むようよく混ぜ合わせる。

⑥保存容器に入れて完成。数時間後から食べられます。

 

漬けてすぐは浅漬けのようなあっさりした味わい、1、2日寝かせると味が馴染んでより美味しく食べられます。

保存は冷蔵庫で1週間〜10日ほどを目安にお召し上がりください。

時間が経つにつれ酸味が出てくることがありますが、発酵によるものです。その場合はチャーハンや炒め物などにアレンジするのもおすすめです。

自家製キムチのいいところは、自分好みに調整できること。

塩気が物足りなければ塩を、辛味が欲しければ韓国唐辛子を、旨みアップにはだしを追加(もしナンプラーや魚醤があれば、小さじ1ほど加えると旨みが増します)、とぜひお好みで調整してくださいね。

 

美味しくて体に嬉しい自家製キムチで、元気に寒さを乗り越えましょう♪

 

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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