女子会、パーティなどにチャリティーを加える女性、急増中!
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
6,646 view
女子会、パーティなどにチャリティーを加える女性、急増中!

Champagne Pour/Some rights reserved by Dinner Series 引用元:http://www.flickr.com/photos/dinnerseries/6378253977/

東日本大震災で募金や物資の援助などを行なった皆さん。チャリティーを続けていますか? チャリティー活動を自分の生活を楽しみながら続けている人が増えています。4人の女性に聞きました。

チャリティー女子会の様子。ピンクの帽子を被っているのが中西佳奈子さん

女子会の会費に+1,000円してチャリティーに

会社経営者の中西佳奈子さんは、誕生日や忘年会などを口実に女子会を開催しています。中西さんは言います。

「みんな忙しいから、忘年会とか誕生日などという口実がないとなかなか女子会を開くのは難しいですよね。ただ、自分の誕生日が近いと、どうしてもみんな『プレゼントを買わなくちゃ』という気持ちになってしまうはず。それだと私の本来の目的からずれてしまいます。それに、心をこめて選んでくれるプレゼントもうれしいけれど、その分の『愛』をチャリティーに回してもらえたら、もっと幸せだなと思ったのです。

そこで、プレゼント代わりに寄付をしてくれるようにお願いし、3月11日の東日本大震災以降継続的に協力しているNGO法人Life Investigation Agencyと言う団体と、国際NGOルーム・トゥ・リード・ジャパンの女子教育支援プログラムに協力しました。」(中西さん)

チャリティーランチ女子会の様子。一番右が齊藤由紀子さん

チャリティーランチ女子会を主催

会社員の齊藤由紀子さんは、毎月仲の良い友人たちとランチをするときに、ランチ代に+1,000円する形でチャリティに参加しています。

「チャリティーは身近なもの。お友達と一緒にランチをする“ついで”にチャリティーをしています。“ついで”というと、少し語弊があるかもしれませんね。でもカジュアルに参加できるチャリティーがあってもいいかなって思っています。

ランチタイム女子会は気軽に集まれるのが良いところ。+1,000円ならちょっと贅沢な平日ランチという感じでチャリティーもしやすいですよね。寄付先は、友達の知り合いが運営している所、運営のしっかりしているとわかっている所、理念に共感できる所にしています。」(齊藤さん)

チャリティー演奏会の様子。赤いドレスが高橋教予さん

チャリティー演奏会やチャリティー・パーティを主催

ピアニストの高橋教予さんは、東日本大震災以前から、演奏会での収益の一部を様々な団体に寄付してきました。東日本大震災の直後に予定していた演奏会は開催を迷いましたが、「多くの人が不安で苦しんでいる時こそ、音楽が必要なのかもしれない」と企画を続行。収益の全額を震災で大きな打撃を受けた相馬市に送ると発表して演奏会を開催しました。

高橋さんはその演奏会のときに、チャリティーを行なうと明らかにして演奏会を開催した方が、参加者の方が喜ぶのかもしれないと気付いたそうです。

NPO法人Room to readに寄付を募ったパーティの様子

「チャリティーというものは、こっそりやるものだと思っていたのです。でも、東日本大震災の後の演奏会でチャリティーを行なうと明らかにしたら、非常に多くの人が賛同してくださいました。その後、東日本大震災関連だけではなく、発展途上国の子どもたちへのチャリティーを行なうことを公表しても、皆さんが好意的なのは変わりがありませんでした。私たちだけでこっそりチャリティーを行なうよりも、どの団体にいくら協力できたかを明らかにしたほうが、気持ちが良いのではないかと思いました。」(高橋さん)

高橋さんはこういった実感を得て、今までは演奏会だけではなく、個人的に楽しむために開催しているパーティにもチャリティーを導入。参加費を+数千円して国際NGOルーム・トゥ・リード・ジャパンNPO法人TABLE FOR TWO Internationaなど、理念に共感した団体に寄付を行なっています。

20年以上、大使公邸でのチャリティー・パーティに参加

イギリス人と国際結婚をしているメイナードみどりさんは、20年以上に渡り、女子会だけでなく、大使公邸でのチャリティー・パーティに参加したり、パーティを主催したりという活動をしています。

メイナードみどりさんは、次のように話してくれました。

「自分自身が充実している状況が基盤としてあって、その上でチャリティーをしなかったら続かないのですよね。20年以上も私がチャリティー活動を続けてきているのは、自分自身が楽しい方法で行なっているから。だから続けられるのだと思います。」(メイナードさん)

この写真のパーティでは、NPO法人子供地球基金へのチャリティーを行ないました。子供地球基金は、1988年に創立以来、病気や戦争、災害などで心に傷を負った世界中の子どもたちへ画材や絵本、医療品の寄付などを行い、心のケアを目的にしたアートワークショップを行なっています。

その子供地球基金の代表の鳥居晴美さんとメイナードみどりさんは、20年来のお友達。そんな縁もあって、チャリティー・パーティが実現したのだそうです。

自分自身が楽しく幸せな時間を過ごす時には、その幸せを誰かに少し回せたらもっと幸せが増えそうです。皆さんも、チャリティー女子会、始めませんか?

 

取材協力、写真提供=中西佳奈子さん、齊藤由紀子さん、高橋教予さん、メイナードみどりさん、NPO法人子供地球基金 鳥居晴美さん

FelixSayaka

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
TBS秋沢淳子さん鼎談(第5話)仕事とプライベートの両立
独自記事 【 2022/6/27 】 Work & Study
パシフィコ横浜で開催された「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」(SB 2022 YOKOHAMA)に基調講演の1人として参加されたTBSの元アナウンサーで現在は総務局CSR推進部で部長を務める秋沢淳子さん。 社業以外でも2000年に国際交流・教育支援・国際協力をテーマにしたNGO団体「スプートニクインターナシ...
TBS秋沢淳子さん鼎談(第6話)グローバルとインターナショナルの違い
独自記事 【 2022/7/4 】 Work & Study
パシフィコ横浜で開催された「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」(SB 2022 YOKOHAMA)に基調講演の1人として参加されたTBSの元アナウンサーで現在は総務局CSR推進部で部長を務める秋沢淳子さん。 社業以外でも2000年に国際交流・教育支援・国際協力をテーマにしたNGO団体「スプートニクインターナシ...
TBS秋沢淳子さん鼎談(第2話)Intercultural Programsで異文化体験留学
独自記事 【 2022/6/6 】 Work & Study
パシフィコ横浜で開催された「サステナブル・ブランド国際会議2022横浜」(SB 2022 YOKOHAMA)に基調講演の1人として参加されたTBSの元アナウンサーで現在は総務局CSR推進部で部長を務める秋沢淳子さん。 社業以外でも2000年に国際交流・教育支援・国際協力をテーマにしたNGO団体「スプートニクインターナシ...
冨永愛 ジョイセフと歩むアフリカ支援 〜ethica Woman Project〜
独自記事 【 2024/6/12 】 Love&Human
ethicaでは女性のエンパワーメントを目的とした「ethica Woman Project」を発足。 いまや「ラストフロンティア」と呼ばれ、世界中から熱い眼差しが向けられると共に経済成長を続けている「アフリカ」を第1期のテーマにおき、読者にアフリカの理解を深めると同時に、力強く生きるアフリカの女性から気づきや力を得る...
戦後の日本で衛生環境を改善したサラヤが、何故?アフリカの女性支援活動を始めたのか。安田知加さんに伺いました 〜ethica Woman Project〜
独自記事 【 2024/6/14 】 Love&Human
ethicaでは女性のエンパワーメントを目的とした「ethica Woman Project」を発足。 いまや「ラストフロンティア」と呼ばれ、世界中から熱い眼差しが向けられると共に経済成長を続けている「アフリカ」を第1期のテーマにおき、読者にアフリカの理解を深めると同時に、力強く生きるアフリカの女性から気づきや力を得る...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.7 宇賀なつみ (終章)『Returning to TOKYO 〜サステナブルなフライト〜』
独自記事 【 2024/4/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.6 宇賀なつみ (第5章)ゴールデン・ゲート・ブリッジ
独自記事 【 2024/3/27 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.5 宇賀なつみ (第4章)サンフランシスコ近代美術館
独自記事 【 2024/3/20 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 本特集では、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブ...
【ethica Traveler】連載企画Vol.4 宇賀なつみ (第3章)アリス・ウォータースの哲学
独自記事 【 2024/2/28 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【ethica Traveler】連載企画Vol.3 宇賀なつみ (第2章)W サンフランシスコ ホテル
独自記事 【 2024/2/14 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】連載企画Vol.2 宇賀なつみ (第1章)サンフランシスコ国際空港
独自記事 【 2024/1/31 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブルな...
【ethica Traveler】連載企画Vol.1 宇賀なつみ サンフランシスコ編(序章)   
独自記事 【 2024/1/24 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。  今回は、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブル...
【Earth Day】フランス商工会議所で開催するイベントにてethica編集部が基調講演
イベント 【 2023/4/3 】 Work & Study
来たる4月22日は「アースデイ(地球の日)」地球環境を守る意思を込めた国際的な記念日です。1970年にアメリカで誕生したこの記念日は、当時アメリカ上院議員だったD・ネルソンの「環境の日が必要だ」という発言に呼応し、ひとりの学生が『地球の日』を作ろうと呼びかけたことがきっかけでした。代表や規則のないアースデイでは、国籍や...
トランスメディア方式による新しい物語~『サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える』(序章)と(第1章)の見どころを紹介!~
独自記事 【 2023/8/17 】 Health & Beauty
エシカではメディアを横断(トランス)するトランスメディア方式を採用し、読者の方とより深くつながる体験を展開しています。今回は、「サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える」の序章と第1章についてのあらすじと見どころをお届け!(記者:エシカちゃん)
トランスメディア方式による新しい物語~『サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビューティーに整える』(第2章)と(第3章)の見どころを紹介!~
独自記事 【 2023/8/24 】 Health & Beauty
エシカではメディアを横断(トランス)するトランスメディア方式を採用し、読者の方とより深くつながる体験を展開中。さまざまなメディアから少しずつ情報を得、それをパズルのように組み合わせてひとつのストーリーを見出す、新しいメディア体験です。 今回は、前回に引き続き、「サステナブルな旅へようこそ!――心と身体、肌をクリーンビュ...
テーマは、ナチュラルモダン『自立した女性』に向けたインナーウェア デザイナー石山麻子さん
独自記事 【 2022/9/19 】 Fashion
株式会社ワコールが展開する、人にも自然にもやさしいを目指すインナーウェアライン「ナチュレクチュール」。オーガニックコットン100%のラインアップが注目を集め、肌あたりやシルエットの美しさが話題になっています。その期待に応える形で、今年9月に新作グループも加わりました。やさしさを突き詰めた製品は、どのような想いや経緯から...
幸せや喜びを感じながら生きること 国木田彩良
独自記事 【 2021/11/22 】 Fashion
ファッションの世界では「サステナブル」「エシカル」が重要なキーワードとして語られるようになった。とはいえ、その前提として、身にまとうものは優しい着心地にこだわりたい。ヨーロッパと日本にルーツを持ち、モデルとして活躍する国木田彩良さんに「やさしい世界を、身に着ける。」をテーマにお話を聞いた。
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【Prologue】
独自記事 【 2021/3/1 】 Health & Beauty
20年以上、トップモデルとして活躍。究極の美の世界で生きてきた冨永愛さん。ランウェイを歩くその一瞬のために、美を磨き続けてきた。それは、外見だけではない。生き方、生き様をも投影する内側からの輝きがなければ、人々を魅了することはできない。「美しい人」冨永愛さんが語る、「“私(美容・健康)に良くて、世界(環境・社会)にイイ...
水原希子×大谷賢太郎(エシカ編集長)対談
独自記事 【 2020/12/7 】 Fashion
ファッションモデル、女優、さらには自らが立ち上げたブランド「OK」のデザイナーとさまざまなシーンで大活躍している水原希子さん。インスタグラムで国内上位のフォロワー数を誇る、女性にとって憧れの存在であるとともに、その動向から目が離せない存在でもあります。今回はその水原さんに「ethica」編集長・大谷賢太郎がインタビュー...
[連載企画]冨永愛 自分に、誰かに、世界にーー美しく生きる。 【chapter1-1】
独自記事 【 2021/3/29 】 Health & Beauty
ファッションデザイナーが描く世界を表現するモデルは、まさに時代を映し出す美の象徴だ。冨永愛さんは移り変わりの激しいファッション界で、20年以上にわたり唯一無二の存在感を放ち続ける。年齢とともに磨きがかかる美しさの理由、それは、日々のたゆまぬ努力。  美しいひとが語る「モデル」とは?
モデルのマリエが「好きなことを仕事にする」まで 【編集長対談・前編】
独自記事 【 2018/12/24 】 Fashion
昨年6月、自身のファッションブランドを起ち上げたモデル・タレントのマリエさん。新ブランド「PASCAL MARIE DESMARAIS(パスカルマリエデマレ、以下PMD)」のプレゼンテーションでは、環境に配慮し無駄を省いた、長く愛用できるプロダクトを提案していくと語りました。そして今年9月、ファッションとデザインの合同...
国木田彩良−It can be changed. 未来は変えられる【Prologue】
独自記事 【 2020/4/6 】 Fashion
匂い立つような気品と、どこか物憂げな表情……。近年ファッション誌を中心に、さまざまなメディアで多くの人を魅了しているクールビューティー、モデルの国木田彩良(くにきだ・さいら)さん。グラビアの中では一種近寄りがたい雰囲気を醸し出す彼女ですが、実際にお会いしてお話すると、とても気さくで、胸の内に熱いパッションを秘めた方だと...
【Earth Day】今年も地球環境について考えよう!「在日米国商工会議所」と「在日フランス商工会議所」が主催するethicaコラボイベントのご案内
イベント 【 2024/4/15 】 Work & Study
地球環境について考え連帯する国際的な記念日、アースデイが今年も近づいてまいりました! 私たちethicaは、2022年、2023年とアースデイイベントに基調講演を行い、3度目となった今年もメディアパートナーを務めます。2023年のアースデイを振り返りつつ、まもなく開催のイベント『Earth Day 2024: Movi...

次の記事

愛着のあるものを長く使う。大量消費に流されない生き方のススメ エシカルファッションブランドINHEELS共同代表岡田有加さんの考えるおしゃれとは?
【漫画家・高橋由佳利さんに伺いました】赤ちゃん&子ども大好きトルコに学ぶ、パパ・ママに優しい子育て環境!

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます