《第72回カンヌ国際映画祭・Day4》ペドロ・アルモドバル監督の『Pain and Glory』プレミアを飾ったセレブリティたち
独自記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
《第72回カンヌ国際映画祭・Day4》ペドロ・アルモドバル監督の『Pain and Glory』プレミアを飾ったセレブリティたち

左から、アラヤー・ハーゲート、グアン・シャオトン、アンバー・ハード、マリカ・ペレグリネッリ(写真提供:Chopard)

4日目を迎えたカンヌでは、ペドロ・アルモドバル/Pedro Almodóvar監督のコンペティション部門出品作『Pain and Glory(英題、原題はDolor y Gloria)』が、プレミア上映されました。今回もレッドカーペットに登場した華やかなセレブリティのショットとともにレポートします。

ペドロ・アルモドバル監督『Pain and Glory(英題)』予告編〜Sony Pictures España

スペインが生んだ2大スターが競演する注目作

アルモドバル監督は『神経衰弱ぎりぎりの女たち』『トーク・トゥ・ハー』『オール・アバウト・マイ・マザー』など多くの作品で映画賞を獲得してきた、スペインの巨匠。第70回カンヌ国際映画祭では審査委員長を務めました。

芸術性の高い美しい映像とともに、人間の内面を時にはユーモラスに、時には鋭くえぐる、独特の作風を持っています。

日本に縁のあるところでは、1991年の監督作『ハイヒール』で坂本龍一さんが音楽を担当しています。

スペイン映画と言えば、映画俳優ではアントニオ・バンデラスとペネロペ・クルスが日本でも名を知られている二人ではないでしょうか。アルモドバル監督は、このふたりをよく起用することでも知られていますが、今回の『Pain and Glory』は、彼らが競演している注目作でもあります。

ペドロ・アルモドバル監督『Pain and Glory(英題)』予告編・別バージョン〜Sony Pictures España

続いて、本作のプレミアでのレッドカーペットを飾ったセレブたちのショットをお届けします。引き続きエシカでは、カンヌの様子を順次レポートしていきます。

アラヤー・ハーゲート/ Araya Hargate

肩から炎が燃立つような真紅のドレスで登場したタイの女優、アラヤー・ハーゲートは、ホワイトゴールドにダイヤモンドとダイヤモンドスタッズを敷き詰めたゴージャスなネックレスで、首元を飾っていました。

アラヤー・ハーゲート(写真提供:Chopard)

アンバー・ハード/ Amber Heard

米国の女優、アンバー・ハード。ルビーをフィーチャーしたゴージャスなイヤリングが、インパクトある深紅のラッフルドレスにマッチしています。

アンバー・ハード(写真提供:Chopard)

アンバー・ハード(写真提供:Chopard)

マリカ・ペレグリネッリ/ Marica Pellegrinelli

ステンドグラスのような輝きのドレスを纏ったイタリアの女優、マリカ・ペレグリネッリの首元を飾るのは、サファイアをフィーチャーしたホワイトゴールドのネックレス。

マリカ・ペレグリネッリ(写真提供:Chopard)

グアン・シャオトン/ Guan Xiaotong

エメラルドとダイヤモンドを散りばめたユニークなシェイプのイヤリングが映える、中国の女優、グアン・シャオトン。

グアン・シャオトン(写真提供:Chopard)

グアン・シャオトン(写真提供:Chopard)

公式サイト
https://www.festival-cannes.com/

《第72回カンヌ国際映画祭》連載企画

《第72回カンヌ国際映画祭・Day1》煌びやかなレッドカーペットから、ゴージャスなショットをお届け

《第72回カンヌ国際映画祭・Day2》ショパールのレッドカーペットコレクションから

《第72回カンヌ国際映画祭・Day3》注目の音楽映画『ロケットマン』を上映、エルトン・ジョン本人もレッドカーペットに登場

《第72回カンヌ国際映画祭》チャン・ツィイーをゴッドマザーに指名

《第72回カンヌ国際映画祭・Day4》ペドロ・アルモドバル監督の『Pain and Glory』プレミアを飾ったセレブリティたち

《第72回カンヌ国際映画祭》マライア・キャリーの圧巻パフォーマンスに酔いしれる 〜ショパールLOVEナイトより

《第72回カンヌ国際映画祭》若手俳優に贈られる「ショパール・トロフィー」授賞式から

《第72回カンヌ国際映画祭》クエンティン・タランティーノ監督『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』プレミアから

記者:山田勲

上智大学理工学部卒。1985年ソニー株式会社入社。ソニー・ミュージックエンタテインメントEPICソニーレコードのディレクターを経て、インタービジョン・レーザーフィッシュ取締役などを歴任、ethica編集部では音楽制作の現場経験を活かし、音楽を中心にエンタメ分野のライティングを担当。これまで担当した著書に「デジタルエレクトロニクスの秘法」(岩波書店ジュニア新書)、「0と1の世界」(教育出版・中学国語3)の寄稿がある。

ーーBackstage from “ethica”ーー

アルモドバル監督の作品『ハイヒール』は、宣伝ポスターがステキだったのと、坂本龍一さんが音楽担当ということもあって、公開時に観に行った記憶があります。同じ頃、教授は『ラストエンペラー』に続くベルナルド・ベルトルッチ監督の『シェルタリング・スカイ』の音楽も担当していて、そのグローバルな活躍に敬服したものです。

彼の監督作ではありませんが、ペドロ・アルモドバルが製作総指揮を担当し、第67回カンヌに出品されたアルゼンチン映画『人生スイッチ(英題:Wild Tales、原題:Relatos salvajes)』が、本国では『アナと雪の女王』の倍の興行収入を得たとのこと。アナ雪と比べるものではないとは思いますが、面白そうなので、近々観てみようと思います。

映画『人生スイッチ』予告編〜ギャガ公式チャンネル

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

山田 勲

このエントリーをはてなブックマークに追加
Instagram
【ethica Traveler】  静岡県 袋井市の旅 おいしいもの発見!
独自記事 【 2025/3/20 】 Work & Study
日本列島のほぼ真ん中で、駿河湾を囲むように位置する静岡県。その中でも、太平洋に面する西の沿岸部に近いところに袋井(ふくろい)市があります。東西の交流地点として、古くから人や物や情報の往来を支えてきた袋井市は、高級メロンやリゾート、由緒正しき寺院など、未知の魅力がたくさんあるユニークな場所です。今回は、そんな袋井市の中で...
持続可能なチョコレートの実現を支える「メイジ・カカオ・サポート」の歴史
sponsored 【 2025/3/19 】 Food
私たちの生活にも身近で愛好家もたくさんいる甘くて美味しいチョコレート。バレンタインシーズンには何万円も注ぎ込んで自分のためのご褒美チョコを大人買いする、なんてこともここ数年では珍しくない話です。しかし、私たちが日々享受しているそんな甘いチョコレートの裏では、その原材料となるカカオの生産地で今なお、貧困、児童労働、森林伐...
【ethica Traveler】 連載企画Vol.5 宇賀なつみ (第4章)サンフランシスコ近代美術館
独自記事 【 2024/3/20 】 Work & Study
「私によくて、世界にイイ。」をコンセプトに2013年に創刊した『ethica(エシカ)』では、10周年を迎える節目にあたり、エシカルでサステナブルな世界観、ライフスタイルをリアルに『感動体験』する場を特集しています。 本特集では、カリフォルニア州サンフランシスコ市のエシカルな取り組みを取材!エシカ編集部と共にサステナブ...
冨永愛 ジョイセフと歩むアフリカ支援 〜ethica Woman Project〜
独自記事 【 2024/6/12 】 Love&Human
ethicaでは女性のエンパワーメントを目的とした「ethica Woman Project」を発足。 いまや「ラストフロンティア」と呼ばれ、世界中から熱い眼差しが向けられると共に経済成長を続けている「アフリカ」を第1期のテーマにおき、読者にアフリカの理解を深めると同時に、力強く生きるアフリカの女性から気づきや力を得る...

次の記事

人毛でも化繊でもないサステナブルな新素材。アデランスとスパイバーが新しい選択肢を提案
《第72回カンヌ国際映画祭》マライア・キャリーの圧巻パフォーマンスに酔いしれる 〜ショパールLOVEナイトより

前の記事

スマホのホーム画面に追加すれば
いつでもethicaに簡単アクセスできます