2日目の今日は、滝へトレッキング。
「30分くらい歩いたら着くと思う」という友人の言葉に、じゃあ、と私たち家族も一緒に歩き始めたものの、これが想像の何倍もヒヤヒヤする道のりでした。
起伏の激しい山道に、途中、木と木の間に張られたロープを支えに崖っぷちを進むという険しい道のりに、引き返す選択も頭をよぎります。
でも、友人たちの助けと娘の「だいじょうぶ、ばんがるで!(がんばる)」の一言で進み続けることに。夫と交代で娘の手を引きつつ、段差の大きいところはバケツリレーのように娘を手渡して、無事、滝のもとへ。
流れ落ちた水が岩や水面を激しく打ち付ける音を耳に、冷たく澄んだ水にそっと足をつけると、浸かるまでもなく体の熱が引いていくのを感じます。
「おみず、いっぱいながれてるなぁ」と吸い込まれるように滝を見つめる娘。
普段、隙あらば「だっこー」を連発している娘ですが、今日は1時間近く、険しい道のりをほとんど自分の力で歩ききりました。
そばで励ましてくれた友人のおかげか、たまたま本人のやる気か、自然の為せる技か。
一歩一歩足を進めた先のこの景色を一緒に味わえたことに、驚きと喜びで胸がいっぱいになった父と母なのでした。