ある土曜日の夕方、娘に「パンをつくろう」宣言。
「やったー!!」と一気にテンションが上がる娘は、計量から何から自分でやりたがり、エプロンは小麦粉で真っ白けになるやら、水分を加えたばかりの生地がべっとりとついた手で髪の毛を触るやら、多々ハプニングはつきもの……でしたが、無事生地はまとまり、翌朝には口を縛ったビニール袋のなかでパンパンに膨らんでいて、気がかりだった発酵はばっちりです。
成形では、娘は粘土みたいにいろいろな形をつくって遊ぶのかなと思いきや「まるまるのかたちにしたい」と意外と器用に丸めだすのでびっくり。
予熱したオーブンに入れると小麦の香ばしい香りが家中を漂いはじめ、「いいにおいがする」とのっそり起きてきた夫、そして娘と一緒に焼きたてをほおばると、たまらない美味しさでした。
今回お試しで焼いてみたのはプレーンと麻炭入りパン。
基本の生地は全部同じなので、「つぎはメロンパンつくりたい!」という娘のリクエストにも「そうしようか!」と応えられるお手軽さはありがたいものです。
柔らかくてほわほわな生地をこねる時間は手にも気持ちにも心地よく、”高い壁”に思えていたパンづくりが身近なものになって、休日の楽しみがますます膨らむこのごろなのでした。