日本は先進国でもSDGs達成度が低い国。そんな危機感を背景に、大手百貨店・松坂屋の名古屋店がサステナブルな消費を提案するイベントを開催。合言葉は「Think the FUTURE」。ファッションを通して、私たちの生活を、地球を、そして未来を考えるサステナブルイベントです。(記者:エシカちゃん)
「地域社会への貢献」「環境」をテーマにした大型イベント!
名古屋の地で400年以上も商いをしてきた、松坂屋名古屋店。「生活と文化を結ぶマツザカヤ」をキャッチコピーにする松坂屋ですが、持続可能な社会実現への危機感を背景に「生活と文化を守る」ことも重要であると言います。
今回催されるイベントは、「生活と文化を守る」ために必要な「地域社会」と「環境」の2つの要素にフォーカス。それぞれのテーマに関連するサステナブルな商品を提案しています。地域と共に歩んできた松坂屋だからこそ、地域社会や地球環境といかに持続可能な関係を結ぶかを大事にしているんですね。
ここでは、イベントで提案される商品をいくつかご紹介します!
地域社会への貢献
株式会社長谷川商店 愛知県一宮市
上質なシルクを使って魅力ある商品を発信しつづけるHASEGAWA。10年着られるサステナブルな服作りを目指して、素材のみならず加工技術にもこだわっています。近年は、様々な天然繊維を取り扱う総合繊維企業として、欧米やアジアなどで知名度が高まってきているそう。
HUIS.ハウス‐遠州織物 静岡県浜松市
「日々の暮らしの中に馴染む上質な日常着」をコンセプトに、昔ながらの製法で服作りを行うブランド。職人の手を使ってゆっくりと編む「シャトル織機」を使用することで、表面に凹凸のあるふっくらとした生地を実現。高密度で編まれるから耐久性もバッチリ。
環境
ECOALF エコアルフ
すべての商品を再生素材や環境負荷の少ない天然素材で作る、サステナブルファッションブランド。ペットボトルやタイヤ、漁網などを独自の技術でリサイクルして生地を生成。まさに、「地球を守るために服を売る」全く新しいブランド。
Blue Serge ブルーサージ
「好きなモノを着ながらムダを減らしていく」をコンセプトにしたブランド。SDGsに特化し、生産工程のサステナブル化を実現。ジェンダー、シーズン、エイジの壁を取り払い、ボーダーレスで誰もが安心して着られる服を提案しています。
松坂屋のサステナブルな取り組み
大丸松坂屋百貨店は、事業全体を通してサステナブルな取り組みを実施。店舗や事業所をはじめ、サプライチェーン全体で温室効果ガスの削減に取り組むほか、廃棄物の削減と、資源のリデュース・リサイクルを推進。他にも、環境に配慮した商品・サービスの提供、地域社会と連携した環境保全なども実施しているとか。
さらに、大丸・松坂屋では、リサイクル・リユースの参加型プロジェクト「ECOFF(エコフ)」を実施中。いらなくなった洋服や使わなくなった靴やバッグなどを店頭で回収し、生地にリサイクルしたり、そのままリユースしたりする、循環型の消費を提案しています。
「Think the FUTURE」の開催日程は以下の通り。今年の春はサステナブルなお買い物で、「私によくて、世界にイイ。」を実践してみてはいかが?
日時:2023年3月29日(水)~4月4日(火) 10時~20時 ※最終日は18時閉場
場所:南館1階オルガン広場
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務 2 年目の Z 世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワー クの軽い今ドキの 24 歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティー を提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp