【連載】季節のプラントベースレシピ (第8話)「子どもも喜ぶ、米粉で作るズッキーニのフリッター」
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【連載】季節のプラントベースレシピ (第8話)「子どもも喜ぶ、米粉で作るズッキーニのフリッター」

スーパーにたくさん出回るようになった夏野菜。いよいよ夏本番が近づいていることを感じますね。

夏野菜はの熱を取って余計な水分を排出してくれるなど、この蒸し暑い季節に嬉しい効果がたくさん詰まった食材ですが、一方で子どもには不人気という一面も。

わが家の娘も、ナス、ピーマン、ズッキーニ、トマトなどの夏野菜は積極的には食べません。毎週宅配で届く夏野菜たちを前に、娘も美味しく食べられるようにどう調理しようか……毎日の献立のハードルがやや上がっているこのごろです。

そんななか、娘もおいしい!と手を伸ばしたのが、今回ご紹介するズッキーニのフリッター。

フリッターといえば、本来小麦粉、卵、牛乳を使ってつくるものですが、それらは使わずグルテンフリー&プラントベースのレシピにアレンジしてみました。

米粉だけど重くならず、外はサクサク中はとろりと食べごたえのある食感で、しっかりメインのおかずにもなります (揚げ物好きの夫にも好評でした!)

基本の衣ができれば、揚げる具材は何でもアレンジできるので、ぜひお好みのお野菜でも楽しんでみてくださいね。

ちなみにズッキーニは、見た目がきゅうりとよく似ていますが、実はかぼちゃの仲間に分類されます。

そのため、低カロリーなのに緑黄色野菜に近い高い栄養価を持っているのが特徴です。

夏野菜に多く含まれるカリウムをはじめ、ビタミンCβカロテン、葉酸など、夏バテ予防や疲労回復に効果的な栄養素がたくさん含まれているため、この時期積極的に食べたい野菜のひとつです。特に皮の部分にたくさん栄養が含まれているので、ぜひ皮はむかずに調理してください!

味は淡白で夏野菜の中では比較的クセがありません。下処理なしで生でも加熱しても食べられ、生や加熱が少ないと歯ごたえのい食感、しっかり加熱すると柔らかくトロトロの食感になり、調理方法によって異なる食感を楽しめます。

買うときのポイントは、20cmくらいの長さで太さが均一、皮に光沢とハリのあるものを。新鮮で大きくなりすぎていない方が皮も柔らかく美味しいです。

【米粉で作るズッキーニのフリッター】

<材料> 23人前

・ズッキーニ 中1

(・その他、お好みの野菜:ナス、いんげん、ブロッコリー、かぼちゃなど)

A

・米粉 100

・豆乳 70g

・塩 少々

・ベーキングパウダー 小さじ1

  • お好みで、カレー粉やクミンパウダーなど

・揚げ油 適量

  • お好みで塩こしょう、ケチャップ、ソースなど 適量

<作り方>

ズッキーニは1.5cmくらいの輪切り、もしくは45cmの長さに切って6等分くらいの大きさに切る

ボウルに【A】を入れてよく混ぜ合わせる。水分量の目安はスプーンですくってぽってりと落ちるくらい(天ぷらより固めです)。ゆるければ粉、固ければ豆乳を加えて調整する。

③②を入れてしっかり生地をまとわせる

フライパンまたは揚げ鍋に高さ12cmほど油を入れ、180くらいに熱する。

油がはねないように気をつけながら、衣をまとわせたズッキーニを入れる。

下面が色づいてきたらひっくり返す。

全体がきつね色になったら完成!

衣は薄味なので、お好みで粗塩やこしょう、ケチャップなどを付けてお召し上がりいただくのがおすすめです。

衣にカレー粉などを混ぜると、スパイシーさも加わって夏の暑さにぴったりな一品に。

しっかり塩気を効かせたらお酒のおつまみにも相性抜群です!

火傷に気をつけつつ、ぜひ揚げたてのザクザクの衣と熱々トロトロなズッキーニを味わってみてください♪

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

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