障害がある社員たちによって手作りされたチョコレート菓子が販売されました。チョコレートの製造には、温度管理等の高い製造技術が必要です。その難しさから、これまで敬遠されてきましたが、この度、社員とスタッフが一緒になって製造にチャレンジ、遂には販売開始に至りました!(記事:エシカちゃん)
ぺあ工房のチョコレートへの挑戦
パーソルエクセルアソシエイツ株式会社の「ぺあ工房」では、障害のある方がクッキー等のお菓子を粉から一つひとつ丁寧に焼いています。
これまでは、焼き菓子中心の製造でしたが、2023年12月よりチョコレートの製造にも乗り出しまた。
焼き菓子と違い、チョコレートの製造にはテンパリング(結晶を均一にするための温度調整)等、製造工程の精度を安定的に実現する技術やチョコレートの温度に合わせた的確な対応が必要となります。
こうした難しい技術の習得にスタッフたちが取り組んだ結果、チョコレートを使った新商品が出来上がりました。
ぺあ工房の商品開発を担当する谷井香織さんは言います。
”菓子には人を笑顔にする力がある。だから、ぺあ工房の菓子を心の底から美味しいと思って食べてもらえる商品にしたい。そして、社員にはここの経験を通じて、将来も自立して生きていける人材に育てたい”
心を弾ませてくれるお菓子は、誰かのプレゼントにもピッタリです。
作り手の笑顔が伝わってくるような、暖かい味に、思わずニッコリしてしまいます。
販売された「マンディアンチョコレートバー」と「クランチチョコ」
今回販売が開始されたのは、フランス産の上質なチョコレートを使用した「マンディアンチョコレートバー」と「クランチチョコ」の2種類です。
フランス産の上質なチョコレートと、ナッツ、ドライフルーツとのベストマッチな組み合わせ
※チョコレートは、スイート、ミルク、ホワイトの3タイプ
クッキー製造の工程で発生する端生地とチョコレートを使用したサステナブルな可愛らしいお菓子です。サクサクとした食感
※チョコレートは、ミルク、ストロベリー、抹茶の3タイプ
ぺあ工房
障害のある社員の自立支援と手作りのクッキーやフィナンシェ、チョコレート菓子の製造、販売を行っています。
Mail: patty-pea@persol.co.jp
Tel:06-7708-8811(月~金 9:00~17:00 ※土日祝日、年末年始、夏季休暇除く)
谷井さんの言葉「ぺあ工房の菓子を心の底から美味しいと思って食べてもらえる商品にしたい」の背景には、障害がある社員が作ったクッキーだから買ってもらうんじゃなくて、「美味しいお菓子を買ったら、それを作っている会社がたまたま障害者を雇用していた」という状況を生み出したいという思いが隠れています。
〇〇だからと色眼鏡で見る姿勢、SDGsやボランティアが特別なことと感じる感覚こそが、自ずから区別や順列を生じさせてしまう原因なのかもしれません。
何の予兆も考えもなしに、好き、素敵と選び取ったものが、そのまま誰かの嬉しいに繋がっている世の中に、どうやったらたどり着くことが出来るのでしょうか?
記者:エシカちゃん
白金出身、青山勤務2年目のZ世代です。流行に敏感で、おいしいものに目がなく、フットワークの軽い今ドキの24歳。そんな彼女の視点から、今一度、さまざまな社会課題に目を向け、その解決に向けた取り組みを理解し、誰もが共感しやすい言葉で、個人と世界のサステナビリティーを提案していこうと思います。
私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp