【連載】季節のプラントベースレシピ(第23話)「乾燥する季節に。体を潤すレンコン豆腐もち」
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【連載】季節のプラントベースレシピ(第23話)「乾燥する季節に。体を潤すレンコン豆腐もち」

寒くなってくると、気になるのが体の冷えや大気の乾燥です。

朝晩の冷え込みや秋の花粉によるものなのか、私も家族もこのところのどに違和感があり、また周りでも咳や体調不良を訴える人が増えているなと感じます。

そんな時期に、わが家の食卓に取り入れるようにしているのがレンコンです。

レンコンは、漢方薬としても使われるほど、体に嬉しい効能がある食材です。

生と加熱したものとでは効能が変わるので、症状に合わせて使い分けるのが良いそうです。

生のレンコンは秋風邪の引き始めや咳やのどの痛みに効果的。体の中にこもった熱を冷まし、炎症を和らげてくれます。

熱を加えたものは、体を温め血の巡りを良くしてくれ、胃腸のトラブルやのどや肌の乾燥の改善に効果があると言われています。

今回はそんなレンコンの効能を取り入れやすい2つのレシピをご紹介します。

一つは、すりおろしたレンコンとお豆腐で作るもちもちふんわり食感のレンコン豆腐もち。もう一つは、咳や喉の痛みをケアしてくれる飲み物、はちみつレンコンのレシピです。

レンコンをすりおろす時に出た水分と、はちみつを一緒にお湯で割って作るので、レンコンもちを作るついでに作るのがオススメです。

季節の不調の予防に、体の冷えや喉の違和感を感じる時に、おうちでできるお手当てとしてぜひ作ってみてくださいね。

【レンコン豆腐もちのレシピ】

<材料> 3人分

・レンコン 250〜300g

・木綿豆腐 100g ※しっかり水きりする

・葛粉または片栗粉 大さじ3

・みそ 小さじ1/2

・ごま油 適量

・炒りごま 適量

 

[A]

・醤油、酒、みりん 各大さじ1

・砂糖 小さじ2

①レンコンはよく洗い、皮付きのまま3mmほどの厚さに8枚輪切りにし、水にさらしておく。残りは皮ごとすりおろし、水気を軽く絞る。

※絞り汁は咳止めなどとして活用できるので、取っておく。咳やのどの痛みに効果的なはちみつレンコンのレシピを後ろでご紹介しています。

②①のすりおろしたレンコン、水きりした木綿豆腐、葛粉(または片栗粉)、みそをボウルに入れてよく混ぜて8等分にする。

③フライパンにごま油を中火で熱し、②を丸く平たい形に成形して並べる。上に薄切りにしたレンコンをのせる。

④片面に焼き色がついたらひっくり返す。両面に焼き色がついたら[A]の醤油、酒、みりんを加えて絡め、とろみがついたら完成。お皿に盛り付ける

【はちみつレンコンのレシピ】

<材料> 2人分

・レンコンの絞り汁 40g

・はちみつ 大さじ1ほど

・熱湯 180cc

 

お好みで

・すりおろし生姜又は生姜パウダー 適量

①マグカップやボウルにレンコンの絞り汁、はちみつ、お好みでレモン汁、生姜を入れ、熱湯を注いでよく混ぜる

②コップに移し、熱いうちに飲む(火傷にはご注意ください)

 

なんだか喉が痛い、咳が出る、寒気がする……という時に飲むと、喉の違和感を改善してくれます。生姜を加えると体がよりポカポカ温まるので、お好みで加えてみてください。

日中の寒暖差があり体調を崩しやすいこの時期、身近な食材でお手当てして健やかな体作りを心がけてみませんか?

今回の連載は如何でしたでしょうか。バックナンバーはこちらからご覧頂けます。

【連載】季節のプラントベースレシピ

季子(キコ)

一児の母親。高校生のころ「食べたもので体はできている」という言葉と出会い食生活を見直したことで、長い付き合いだったアトピーが大きく改善。その体験をきっかけに食を取り巻く問題へと関心が広がり、大学では環境社会学を専攻する。

産後一年間の育休を経て職場復帰。あわただしい日々のなかでも気軽に取り入れられる、私にとっても家族にとっても、地球にとっても無理のない「いい塩梅」な生き方を模索中。

私によくて、世界にイイ。~ ethica(エシカ)~
http://www.ethica.jp

季子(キコ)

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